関西から東京ディズニーリゾートへ。行きたい気持ちはあっても、「遠いし、お金もかかるし……」で止まってしまうこと、ありませんか。
私は京都に住みながら、年間パスポートを10年以上持って、月に1〜2回のペースで東京ディズニーリゾートに通っていました。その10年でたどり着いた結論が、行きは夜行バス、帰りは新幹線、宿は舞浜から2駅という組み合わせです。
この形にすると、朝6時にはパークの目の前に到着していて、まるっと2日間遊べます。かかった費用は、パークチケット代を除いて1回あたり5〜6万円ほど。グッズを買い込んだ月は7万円近くいくこともありました。
この記事では、当時実際に使っていたバスとホテル、早朝に着いてからの動き方、そして費用の内訳まで、包み隠さずご紹介します。関西から遠征を考えている方の参考になれば嬉しいです。
京都から東京ディズニーへ|10年続けた遠征スタイル

まずは全体像から。私が定番にしていたのは、1泊2日でパークを2日間楽しむプランです。
| 1日目 22:00頃 | 京都駅八条口から夜行バスに乗車 |
| 2日目 6:00頃 | 東京ディズニーランドに到着。コインロッカーに荷物を預けて開園待ち |
| 2日目 終日 | パークで遊ぶ |
| 2日目 夜 | 舞浜から2駅のホテルに宿泊 |
| 3日目 終日 | パークで遊ぶ |
| 3日目 夜 | 新幹線で京都へ帰宅 |
ポイントは、行きだけ夜行バスにして、帰りは新幹線にすること。往復ともバスにすれば安く済みますが、2日間遊びきったあとの夜行バスは、正直きついです。ここは体力と相談して割り切っていました。
行きは夜行バス一択だった理由
京都駅八条口22時発 → ディズニーランド直行6時着
使っていたのはウィラーエクスプレスの夜行バスです。京都駅八条口を22時ごろに出発して、翌朝6時ごろに東京ディズニーランドのバスターミナルに到着します。
この路線の何がいいかというと、パークの目の前まで直行してくれること。東京駅や新宿で降りて舞浜まで乗り換える必要がないので、寝ぼけた頭で電車を乗り継ぐストレスがありません。降りたらもうそこがディズニーランド、という状態です。
この京都駅八条口からディズニーランドへの直行便は、今も運行されています。時期によってダイヤは変わるので、最新の便は予約サイトで確認してみてください。
3列シートを選ぶと、翌日の体が全然違う
夜行バスを選ぶときに私が絶対に譲らなかったのが、3列シートであることです。
4列シートのほうが安いのですが、隣の人と肩が当たる距離で8時間過ごすことになります。座席が広いバスなら、多少は体を伸ばして眠れるので、着いた朝の体の軽さがまるで違いました。
朝6時に着いて、そこから閉園まで歩き回るわけですから、ここでケチると初日がまるまるつらくなります。数千円の差で1日分の楽しさが変わるなら、私は迷わず広いほうを選んでいました。
「朝イチから動ける」のが最大のメリット
夜行バスの本当の価値は、値段よりも時間の使い方にあると思っています。
朝の新幹線で京都を出ると、パークに着くのはお昼前。その日はもう半日しか遊べません。でも夜行バスなら、移動時間が寝ている間に終わっていて、朝の開園から2日間フルで遊べます。前泊のホテル代も浮きます。
「バスは安いから」ではなく、「1日分多く遊べるから」選んでいた、というのが正直なところです。
早朝6時に着いてからの過ごし方
遠征でいちばん悩むのが、この「着いてから開園までの数時間」だと思います。私のやり方をそのままご紹介します。
スーツケースはゲート外のコインロッカーへ
まず荷物です。私はディズニーランドのゲート外にあるコインロッカーにスーツケースを預けていました。
ホテルのチェックインは15時ごろなので、朝の時点では預かってもらえないこともあります。バスを降りてそのままロッカーに入れてしまえば、身軽な状態で開園を待てます。
ただし大きいサイズのロッカーは数に限りがあります。混雑期は早い時間に埋まってしまうので、6時着のバスで真っ先に向かえるのは、実はかなり有利でした。
朝ごはんは、乗る前にコンビニで買っておく
朝食はコンビニで買っておいたものをパークの外で食べていました。
お店がまったく無いわけではありません。ホテルのコンビニや舞浜駅のニューデイズまで行けば買えます。ただ、同じことを考えた人で朝は混みますし、せっかく早く着いたのに列に並んで時間を使うのはもったいないと感じていました。バスに乗る前に京都のコンビニで買っておけば、朝は座って食べるだけ。地味ですが、これをやるかどうかで朝のバタバタ具合がだいぶ変わります。
お風呂は「バスに乗る前に家で」が正解
遠征あるあるの悩みが、お風呂だと思います。私の答えはシンプルで、家でお風呂を済ませてからバスに乗るでした。
出発前にさっぱりしておいて、そのまま寝てしまうほうがずっと楽です。夜のホテルまでお風呂はおあずけになりますが、1日くらいなら気になりませんでした。
あとは、ひたすら開園待ち
荷物を預けて朝ごはんを食べたら、あとはひたすら開園待ちです。
身も蓋もない答えですが、これが遠征組の強みでもあります。私の場合はアトラクションよりも、何よりパレードでした。ミッキーが停止するパレードルートの場所を確保するために、朝から待機していたのです。わざわざ遠くから来ているのだから、この時間はむしろごほうびのようなものでした。
待ち時間が長くなるので、折りたたみ椅子や、調整できる羽織ものがあると体が楽です。季節ごとの持ち物は、こちらの記事にまとめています。

宿は「舞浜から2駅」がちょうどよかった
宿泊先はいつも決まっていて、市川塩浜にある「CVS・BAY HOTEL」を使っていました。舞浜駅から2駅、駅を降りてすぐの場所にあるホテルです。
ここを選び続けた理由は、はっきりしています。
- とにかく近い。舞浜から2駅なので、閉園まで遊んでもすぐ帰れる
- 駅から徒歩すぐ。疲れきった夜に歩かなくていいのは本当にありがたい
- コンビニがすぐそば。飲み物や朝ごはんの調達に困らない
- 1泊6,000円ほどだった(当時。1人で泊まっていました)
1人インなら、狭いビジネスホテルで十分だった
正直に書くと、1人で行くなら、宿は狭いビジネスホテルで十分でした。
朝から晩までパークにいて、ホテルに戻るのは寝るためだけ。お風呂に入って倒れるように眠って、朝はまたパークへ向かう。それなら、お金はホテルではなくパークでの時間とグッズに回したいと思っていました。
逆に、子ども連れやゆっくり過ごしたい旅行なら、この選び方は合いません。「何を優先する旅か」で宿の正解は変わるのだと思います。私の場合は、目的がはっきりしていたぶん迷いがありませんでした。
なお、1泊6,000円というのは当時の金額です。今は宿泊料金の相場そのものが上がっているので、同じ値段では泊まれないと思います。舞浜周辺のホテルは時期による変動も大きいので、実際の料金は最新のものを確認してみてください。
家族で行くようになって、宿の選び方が変わった
子どもが生まれて家族で行くようになると、宿に求めるものはがらりと変わりました。「寝られればいい」では成り立たなくなるのです。
家族で泊まって良かったのが、新浦安にあるオリエンタルホテル東京ベイでした。東京ディズニーリゾートのパートナーホテルで、新浦安駅から直結・徒歩1分の場所にあります。
我が家は車で行くので使ったことはないのですが、パークまでは無料の送迎バスが出ていて、朝夕は10分間隔で走っているそうです。電車で行く方なら、時刻表とにらめっこせずに済むと思います。
館内に24時間営業のコンビニがあるのも、子連れにはありがたいポイントです。夜になって「飲み物がない」「明日の朝ごはんどうしよう」となっても、外に出ずに済みます。
そして何より最高だったのが、お菓子やアルコールなどを自由に食べられるサービスでした。パークで遊びきったあと、部屋に戻ってからもうひと息つけるのは、想像以上に幸せな時間です。
アメニティが充実しているのも助かりました。子ども用のものまで揃っているので、荷物を減らせます。子連れの旅行は持ち物が増えがちなので、これは地味にありがたいポイントでした。
1人のときは「安くて近ければいい」で選んでいたのが、家族だと移動の楽さと、館内で完結できるかどうかが決め手になる。同じディズニー旅行でも、こんなに基準が変わるのかと驚きました。
帰りは新幹線。ここはケチらない

帰りは、ほとんどの場合新幹線でした。
往復とも夜行バスにすれば1万円ほど浮きます。それでも新幹線にしていたのは、2日間遊びきったあとの体で、もう一度夜行バスに8時間乗るのが無理だったからです。翌日に仕事があることも多く、そこで無理をすると、次の遠征そのものがおっくうになってしまいます。
行きは体力があるから夜行バス、帰りは疲れているから新幹線。片道ずつ役割を変えるのが、月1〜2回のペースを10年続けられた理由だったと思います。
【実額公開】1回の遠征でかかったお金
いちばん気になるところだと思うので、当時の内訳を公開します。年間パスポートを持っていたので、パークチケット代は含まれていません。
| 夜行バス(行き) | 約1万円 |
| 新幹線(帰り) | 約2万円 |
| ホテル1泊 | 約6,000円 |
| 食事 | 約1万円 |
| グッズ | 約1万円 |
| 合計 | 約5万6,000円 |
ざっくり1回5〜6万円。グッズをたくさん買ってしまった月は、7万円近くいくこともありました。ディズニー好きなら分かっていただけると思うのですが、グッズ代だけは予想がつきません。
こうして並べてみると、いちばん大きいのは交通費です。関西からの遠征は、ここをどう組み立てるかで総額が決まります。往復を新幹線にすれば4万円を超えますし、往復バスなら2万円で収まる。私の「行きバス・帰り新幹線」は、そのちょうど真ん中を取った形でした。
また、これは年間パスポートがあったからこその金額です。今から遠征するなら、ここに1デーパスポート2日分が加わります。予算を立てるときは忘れずに足してください。
1人インだからできた、年パス時代の楽しみ方
月に1〜2回も通っていると、遊び方が変わってきます。
私の場合、いちばんの目的はショーとパレードの鑑賞でした。しかもいい位置で見たいので、何時間も前から場所を取って待つのが当たり前。1人だからこそできる遊び方だったと思います。
そしてショーやパレードが終わったあと、あるいは雨でショーが中止になった日は、ひたすらグリーティングに並んでミッキーの写真を撮っていました。何回でも会いたいくらい、ミッキーが大好きでした。
雨の日ならではの過ごし方は、こちらの記事に詳しくまとめています。

年パス卒業と、子連れになった今

10年以上続けた年パス生活は、2018年に終わりました。
出産のタイミングで更新できないまま期限が切れました。そのあとコロナ禍が来て、そのまま年間パスポートという制度自体がなくなってしまったのです。あの頃は、まさか年パスがなくなる日が来るとは思っていませんでした。
子どもが生まれてからは、楽しみ方もすっかり変わりました。
移動手段も変わりました。今は車で行くようになったのです。子どもがいると電車移動そのものが大変で、とくに遊びきって疲れ切っている帰りは、乗り換えも荷物も一気に重くのしかかってきます。
そして今は、ディズニーまで1時間ほどの場所に引っ越しました。京都から夜行バスで8時間かけて通っていたことを思うと、我ながら変われば変わるものだと思います。ホテルに泊まるときは、ホテルの駐車場に停めています。
何時間も場所取りをしてショーを見ることはできなくなりましたし、朝から閉園までノンストップというわけにもいきません。そのかわり、子どもがミッキーを見つけて喜ぶ顔を見る、という新しい楽しみができました。1人で推し活をしていたころとは、まったく違う満足感があります。
今の子連れディズニーの実体験は、こちらにまとめています。

よくある質問
Q. 夜行バスは何時間くらいかかりますか?
京都駅八条口を22時ごろ出発して、東京ディズニーランドに6時ごろ到着していたので、およそ8時間です。途中で数回サービスエリアに停まります。夜行バスの所要時間としては標準的で、寝てしまえばあっという間でした。
Q. 4列シートではダメですか?
ダメではありませんが、到着したその日にパークで動き回るなら3列シートをおすすめします。眠れたかどうかで初日の体力がまったく違います。それに4列シートは、隣が異性だとどうしても気になってしまいます。1人で乗ることが多かった私にとっては、ここは譲れないポイントでした。乗ってすぐ現地で遊ぶ、という使い方をするなら、ここは投資する価値がありました。
Q. ホテルは舞浜周辺と、少し離れた駅とどちらがいいですか?
寝るためだけに使うなら、1〜2駅離れた場所のほうが安く泊まれます。私が使っていた市川塩浜は舞浜から2駅で、電車ならあっという間でした。
ただし、小さいお子さん連れや、途中でホテルに戻って休憩したい場合は、多少高くても舞浜周辺のほうが安心です。「宿に何を求めるか」で選び方が変わります。
まとめ|関西からの遠征は「片道ずつ役割を変える」
京都から10年以上通った経験から、関西発ディズニー遠征のポイントをまとめます。
- 行きは夜行バス。京都駅八条口からパーク直行便があり、朝6時から2日間フルで遊べる
- 座席は3列シートを選ぶ。翌日の体力がまるで違う
- 朝ごはんは乗る前に買っておく。お風呂は家で済ませる
- 荷物はゲート外のコインロッカーへ。早く着くほど有利
- 宿は舞浜から1〜2駅。寝るだけなら十分で、そのぶんパークにお金を回せる
- 帰りは新幹線。ここをケチると次の遠征がつらくなる
遠方に住んでいると、それだけで諦めてしまいそうになりますよね。でも、行きと帰りで手段を変えるだけで、体力もお金もぐっと現実的な範囲に収まります。
年間パスポートはもうありませんが、関西から通えるという事実は変わりません。この記事が、遠征を迷っている方の背中を押せたら嬉しいです。
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