・災害時の停電が心配だ。
・ポータブル電源が欲しいけど何を買えばよいか分からない。
・できればデザインにもこだわりたい。
高い買い物になるので、ポータブル電源の選定はとても大切です。
用途や目的にあっていないものを選んでしまうと、いざというときに使えなかったということになりかねません。
そこでこの記事では、私がおしゃれなポータブル電源を買うまでに調べたこと、比べたことを詳しくまとめています。
この記事を読めば、初心者でも迷わず自分に合ったポータブル電源が選べます。
私が最終的に選んだのはJackery ポータブル電源 2000 New V2 パールホワイトと、ソーラーパネル1枚でした。
なぜこれを選んだのか、気になる方は是非最後までお読みください。
なぜポータブル電源が必要なのか
我が家がポータブル電源の購入を検討した理由は以下の通りです。
・地震や水害などの災害がおこれば、停電する可能性がある
・真夏日に電気が止まれば、エアコンが使えず家にいることが難しくなる
・停電が数日続けば、モバイルバッテリーだけでは足りない可能性がある
ポータブル電源の主要メーカー
楽天・Amazon・価格.comの人気ランキングを、それぞれ10位まで書き出してみました。
10位までに、どのメーカーが何個入っていたかを数えた結果がこちらです。
| Jackery | Anker | EcoFlow | その他 | |
|---|---|---|---|---|
| 価格.com | 2 | 3 | 5 | 0 |
| Amazon | 5 | 2 | 0 | 3 |
| 楽天市場 | 5 | 3 | 0 | 2 |
| 合計(30枠) | 12 | 8 | 5 | 5 |
30枠のうち25枠がJackery・Anker・EcoFlowの3社でした。価格.comに至っては、10位まで全部この3社です。
価格.comの解説でも、
Jackery、ANKER、EcoFlowの3社で全体の8割以上を占める寡占市場となっている。
価格.com「ポータブル電源 人気売れ筋ランキング」より
と紹介されています。
なゆポータブル電源はさまざまなメーカーから販売されていますが、まずはこの3社を中心に比較すると、選びやすそうです。
ポータブル電源を選ぶときに見るべきスペック・項目
Jackeryのサイトで商品を絞り込み検索するときの項目は、主に以下の通りです。
・バッテリー容量
・バッテリータイプ
・定格出力(AC出力)
それぞれ、確認していきます。
① バッテリー容量
まず気になるのがバッテリー容量。
「Wh(ワットアワー)」は、どれだけ電気を貯められるかの単位です。
絞り込みの区分は、こうなっていました。
| 呼び方 | 容量 |
|---|---|
| 超大容量 | 2000Wh〜 |
| 大容量 | 1000〜1999Wh |
| 中容量 | 500〜999Wh |
| 小型軽量 | 〜499Wh |
目安として、2000Whクラスの超大容量モデルなら、スマホを約80回充電できるとされています。
ただし、実際の充電回数はスマホの機種や充電時のロスなどによって変わります。
② バッテリータイプ
次にバッテリータイプです。
選べるのは2種類でした。
・リン酸鉄リチウムイオン電池
・三元系リチウムイオン電池
調べたところ、いま売られているものは、ほとんどがリン酸鉄リチウムイオン電池です。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、一般的に熱安定性が高く、長寿命なのが特徴です。
つまり、防災用のポータブル電源にぴったりの電池です。
③ 定格出力(AC出力)=何を動かせるか
最後に定格出力です。
定格出力のW数は、ポータブル電源がどれくらいのパワーで家電を動かせるかを表しています。
W数が大きいほど、消費電力の大きな家電を動かせます。
絞り込みの区分はこうでした。
| 定格出力(AC出力) | 目安 |
|---|---|
| 2001W〜 | エアコンや電子レンジ、電気ケトルなど消費電力の大きい家電も動かせる |
| 1001〜2000W | 上記の家電でも種類によっては動かせる |
| 501〜1000W | 小さめの家電が中心 |
| 〜500W | スマホやパソコンの充電や照明など |
「瞬間最大出力」とは?
「瞬間最大出力」もまた、商品を選択する上で確認したい大切な指標になります。
- 定格出力=普段使えるパワー
- 瞬間最大出力=一時的に出せる最大パワー
エアコンや冷蔵庫のように、モーターやコンプレッサーを使う家電は、電源を入れた瞬間に一時的に大きな電力を必要とすることがあります。
そのため、ポータブル電源を選ぶときは、家電の起動時に一時的に必要となる電力を、ポータブル電源の瞬間最大出力が上回れるかを確認することが大切です。



使用したい家電の消費電力だけでなく、起動時にどのくらいの電力が必要になるのかも、あらかじめ確認しておきましょう。
白いポータブル電源があるメーカーを調べた
見る項目が決まったので、次は色です。
ポータブル電源は黒くて大きいイメージだったのですが──3社とも白、ありました。



Jackeryのパールホワイトは、2026年7月に出たばかりの新色でした。
| メーカー | 白系モデル | 色の名前 |
|---|---|---|
| Jackery | ポータブル電源 2000 New V2 | パールホワイト |
| Anker | Solix C1000 Gen 2 | オフホワイト |
| EcoFlow | DELTA 3 Max | ホワイト(日本限定) |
白の3台を、項目ごとに比較した
候補が3台に絞れたので、先ほどの項目に「AC出力の口数」「重量」「サイズ」「充電時間」などを足して比べてみます。
すべて各メーカーの公式サイトに書かれている数字です。
| 項目 | Jackery 2000 New V2 | EcoFlow DELTA 3 Max | Anker Solix C1000 Gen 2 |
|---|---|---|---|
| バッテリー容量 | 2048Wh | 2048Wh | 1024Wh |
| 定格出力 | 2200W | 2200W | 1500W |
| 瞬間最大出力 | 4400W | 4400W | 2300W |
| AC出力の口数 | 3口 | 4口 | 5口 |
| バッテリータイプ | リン酸鉄 | リン酸鉄 | リン酸鉄 |
| 重量 | 18.6kg | 20.3kg | 11.3kg |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 36.5×25.5×26.9cm | 49.4×23.9×30.5cm | 38.4×20.8×24.4cm |
| 満充電までの時間 (コンセント・最短) | 約1.8時間 | 約1.8時間 (108分) | 約54分 |
| 保証 | 最大5年 (3年+2年の延長) | 最大5年 | 最大5年 (公式ストア会員登録で18か月→5年) |
| 色の名前 | パールホワイト | ホワイト(日本限定) | オフホワイト |
並べてみると、細かな違いがよくわかりました。



JackeryとEcoFlowは、容量も出力もほぼ同じです。
一方でAnkerは容量が半分、出力も低め。そのぶん7kg以上軽くて、充電もいちばん速いです。
わが家の家電で稼働時間を計算してみた
次に、わが家の家電の消費電力を調べて、当てはめてみることにしました。
Jackeryの公式サイトにある解説記事に載っていた、稼働時間を出す計算式は以下の通りです。
稼働時間(時間)= 容量(Wh)× 0.8 ÷ 消費電力(W)
| 家電 | 型番 | 消費電力 | 2048Whなら | 1024Whなら |
|---|---|---|---|---|
| エアコン (2階・仕事部屋) | シャープ AY-L22N-W | 590W (冷房・定格) | 約2.8時間 | 約1.4時間 |
| 電気ケトル | 象印 CK-VA12 | 1300W | 約1.3時間 | 約38分 |
| 電子レンジ | パナソニック NE-M264-KS | 1430W (レンジ使用時) | 約1.1時間 | 約34分 |
エアコンは2048Whのほうでも約2.8時間。
ただし、実際に使える時間は、家電の消費電力の変化などによって、計算どおりにならないことがあります。
実際にメーカーの実機テストでは、特定の条件下で約9時間の稼働を確認しているようです。
同時に使える家電数は?
ポータブル電源のAC出力(定格出力)は、2200Wまたは1550Wです。
同時に複数の家電を使う場合は、あわせてこの範囲内におさえる必要があります。
- 電気ケトル1300W + 電子レンジ1430W = 2730W なので ✖️
- エアコン590W + 電気ケトル1300W = 1890W なので、2200Wなら ◯
AC出力の口が3つあっても、使えるのは合計の出力W数までです。
Ankerの定格出力は1500Wですので、わが家が想定している使い方では物足りなさそうです。



一方で出力口数が5個もあるので、家族でスマホが充電できればいい、という使い方であれば充分かもしれません。
Jackery 2000 New V2 パールホワイトに決めた理由
残ったのはJackeryとEcoFlowの2台ですが、我が家は「Jackery 2000 New V2 パールホワイト」に決めました。
この2台は、容量も定格出力も瞬間最大出力もまったく同じ数字でしたが、若干サイズ感が異なります。
| 項目 | Jackery 2000 New V2 | EcoFlow DELTA 3 Max |
|---|---|---|
| 幅 | 36.5cm | 49.4cm |
| 重量 | 18.6kg | 20.3kg |
決め手をまとめると、この3つでした。
・おしゃれな白(パールホワイト)であること
・定格出力2200Wで、エアコンが起動できる高出力であること
・EcoFlowより幅で約13cm、重さで1.7kg小さかったこと



最後に効いたのは、まるっこい見た目の可愛さです。
ソーラーパネルをつけるか問題
本体は決まったのですが、最後まで悩んだのがソーラーパネルです。
本体だけでも十分高いのに、パネルを足すとさらに上がります。
そもそも、停電は何日続くことを想定すればよいか
過去の災害を調べてみました。
| 災害 | 停電の復旧まで |
|---|---|
| 北海道胆振東部地震(2018年) | 全域停電から約64時間で復旧宣言 |
| 台風15号・房総半島(2019年) | ほぼ解消まで約280時間(約11.7日) |
| 能登半島地震(2024年) | 2週間後も約2割が停電。孤立地域は1か月近く |
台風のときに、11日以上かかった例があります。さすがにそこまで長いと、完璧に対応はできなさそうです。



ただ1週間程度の停電を想定すると、やはりソーラーパネルは必要だなと感じました。
ソーラーパネルでの充電にどれくらいの時間がかかるか
Jackery 2000 New V2はソーラーパネルで最大400Wまで入力出来ます。かかる時間は以下の通りです。
| ソーラーパネルの枚数 | 満充電まで |
|---|---|
| 400W入力時(200W×2枚など) | 約7.5時間(最速約6時間) |
| 200W入力時(200W×1枚など) | 約15時間 |
仮に、200Wのソーラーパネル1枚で、1日に5時間分の発電ができ、実際に充電できる電力量を200Wの6割程度とすると、
200W × 5時間 × 60% = 約600Wh
その600Whで何ができるかというと──
- スマホの充電
- LED照明
など、消費電力の小さいものなら十分活用できます。
そう考えると、200Wのソーラーパネル1枚でも十分役立ちそうです。



悩んだ結果、結論としては200W1枚を選択しました。使い勝手を確認し、必要だと感じたら2枚目の追加購入を検討する予定です。
【おまけ】2000 New と V2 は何が違う?
今回決めたのはV2ですが、2000 New(無印)からどれくらいアップデートされているか調べた結果がこちらです。
| 項目 | 2000 New | 2000 New V2 |
|---|---|---|
| 定格容量 | 2042Wh | 2048Wh |
| 電圧/電流 | 44.8V/45.6Ah | 51.2V/40Ah |
| 重量 | 17.9kg | 18.6kg |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 33.5×26.4×29.2cm | 36.5×25.5×26.9cm |
| 定格出力 | 2200W(瞬間最大4400W) | 2200W(瞬間最大4400W) |
若干ではありますが容量が少し増えて、電圧の構成が変わりました。
それに伴うものなのか、重さ・サイズがほんのすこし大きくなっています。
まとめ
ポータブル電源のことを何も知らない状態から調べた結果、わが家が選んだのはJackery ポータブル電源 2000 New V2 パールホワイトと、ソーラーパネル200Wを1枚でした。
- メーカーは、Jackery・Anker・EcoFlowの3社でほぼ決まり
- 見るべきは「容量」「バッテリータイプ」「AC出力(定格出力)」、そして「瞬間最大出力」
- 白いポータブル電源は、3社ともちゃんとある
- 使える時間は「容量×0.8÷消費電力」で計算できる
- 同時に使えるのは、コンセントの口数ではなく「合計のW数」まで
ソーラーパネルは、満充電ではなく「使った分をその日に戻す」と考えて、まずは1枚にしました。商品レビューはまた別記事にまとめようと思います。



家族構成や使い方によって、必要な容量は変わります。
この記事が、すこしでもポータブル電源選びの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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